Xsumidaの日記

写真と旅行が好きな大学生のブログです。日々の出来事を綴っていきます。

オールドニッコールについて

下書きが結局出来上がらなかったので、オールドニッコールの話でも。

いま手元にあるニッコールレンズは4本。増えたり減ったりしているけど、今はこう落ち着いている。これらについても機会があれば何か書こうと思っている。

 ・nikkor-H Auto 28mm F3.5

 ・nikkor-N Auto 35mm F1.4

 ・nikkor-S Auto 50mm F1.4

 ・nikkor-P Auto 105mm F2.5

どれもいいレンズだ。28mm は最近 35mm F2.8 と入れ替えた。コンパクトで使いやすいレンズだったけど、rollei 35と被ってる気がしてあんまり使わなかったし。28mm はまだほとんど使ってないが、この画角にハマってしまいそうだ。

いまフイルム写真で主力になっているのは、これらのオールドニッコール

フイルムで写真を撮るだけなら何でもいいんだけどね、なんで選んだかなぁ。原理的に言ってしまえばカメラはただの箱だし。ニコンを選んだ理由は半分ぐらい偶然、半分ぐらいは理詰め。少し長くなるが経緯を書こう。

フイルム始めた頃は、rollei 35だけで撮っていた。ポケットに入る大きさで写りは最高。ただこのカメラは目測式なんだな。スナップにはそれで十分だが、近距離はちょっと厳しい。感覚をつかめばほとんど外さないようになるとはいえ、40mm F3.5ではボケもあんまりない。その点が不満といえば不満で、モヤモヤしていた。

そんな訳で、厳密なピント合わせができる一眼レフに心が向くことに。なぜかレンジファインダーにはあまり興味がなかった。当時国産レンジファインダーには詳しくなかったし、パララックス補正付きのボディは割高になるからね。rollei 35で撮り始めて1年ぐらい経った頃、やっぱり欲しいと思い始めていろいろ探した。友人の使っているFAをお借りしたのもこの頃。

ここで、何を使おうかと考えた。私は"何か"の写真が撮りたい。作例集めみたいなことはあんまりやりたくない。すると強烈な個性をもつレンズはちょっと厳しい。じゃじゃ馬でも使いこなせれば話は別だけど、それほど自信があるわけでもない。ここで極端に古いレンズや所謂クセ玉は除外。あと、あまり高価なものは手が出せない。

とはいえワガママだから、遊びゴコロのあるレンズを使いたい。そうすると、選択肢は60~70年代、一眼レフ初期のレンズに限られる。黎明期では無いかな。数の多さ、メンテナンスを考えるとニコンキヤノンペンタックスミノルタあたりか。使い勝手と将来性を考えるとボディは機械式・露出計入りが良かった。

そう考えながらしばらくカメラ屋をめぐっていたら銀座で格安のFMを見つけ即決した次第。その時にレンズも一緒に購入したが、ここで選んだのは オート50mm F1.4。

ニコンは昔から写りがいいとはよく言われている。真面目な写りをする。オートニッコールの時代の時点で、それなりによく写る。Ai化以降はさらに真面目になって、スキがなくなる印象だ。さっき書いた方針からするとそれは困る。よく写りすぎるのが不満とは贅沢な話だが、Aiレンズは相場もお高めだ。ゴム巻きも個人的にはあまりカッコよくない。金属のローレットはいいぞ。そういうわけで、オートニッコールの沼に自分からダイブしたんだね。

あとは 85mm があれば必要十分かな。50mm F2 は F1.4 と全く違う安定した写りだから、手元に置いておいてもよさそう。みな自分より年上で、これからも長く使えるレンズたちだ。のんびり使っていこうと思う。 

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