20210202
今日は節分らしいですね。何も節分らしいことしてません。する気もないですし。
日付がズレるというのは、暦は人間が勝手に決めた区切りということを如実に表してますね。春分の日や秋分の日がたまにズレるのと同じ。
西暦(グレゴリオ暦)が浸透していますが、この国の暦を使えば令和3年ですし、他国の暦によっては全然違うことも。ヒジュラ歴とかはよく知られてるんでしょうか。
観測から1年を決めることもできますが、非常に正確な時計を使えば、このズレもわかってしまいます。世界中のデバイスで時計をきっちり合わせることの困難さと工夫とか、調べると面白いです(GPSには衛星が何台必要か問題など)。
何を定数とするかは、どこまで厳密に議論したいかで変わってきますから、これで問題は起こりません。
突き詰めればこの世界に定数なんて無さそうですし、変わらないように見えるものだって、反応速度が無限に遅いという解釈にたどりつきます。
さらに言うと、1月1日と12月31日を区切るのも天下り的だなぁって思っちゃいます。古代社会では農耕のサイクルを1年とし、1年が2年に数えられていたという学説もありますし。明治5年の暦切り替え時に、13月を消し飛ばした話もありますね。
今日は、普段あたりまえだと思っているものを、相対化する機会なのかな。
暦を始め、多様な単位、言語があっていいと思います。むやみに統一すると、失われる視点があるはずだから。実は、フイルム感度も万国共通とは限らないんですよ。